◎ ELC工法とMCL工法の相違点
* ELC工法
私たちの生活に欠かせないライフラインなど、
その他の地下設備を構築するために、現在は
ELC工法が選択されているが、ELC工法は、
ハイコスト、地表沈下や地下水の低下など種々の
技術的問題を抱えているため一般的な工法として確立されていない。
* MCL工法
MCL工法は、大同大学と共同で開発した直打ちコンクリートライニング
工法である。トンネルの外側に止水層を形成することに成功したため、
あらゆる地層に対応でき、将来は、海底面真下のトンネル施工を可能にするだろう。
中日本コンサル名古屋支店の標準試算によると、従来のシールド、
ELC工法よりも工費が20%削減されることがわかった。
◎ MCL工法の特色
推進反力を打設したコンクリートに
取ることによって、コンクリートの
初期強度が得られる為連続施工が
より容易に行える。
重層の止水層により、水密製の高いコンクリートが可能
コンクリート打設後、超音波発信機が作動しコンクリートを
微振動させることにより、密実なライニングが可能となる。
海底面すれすれでの施工が可能な為、掘削残土の処理が不要
◎ MCL開発スタッフ
大同工業大学 桑山 忠教授 他2名
丸八建設株式会社 中島 健蔵 他2名
|